霊柩車

「霊柩車」とは、「貨物自動車運送事業法」の規制下におかれる「遺体の搬送を行う自動車」のことです。国土交通省管轄の許可事業ですから、許可を得ず遺体の搬送を行い、料金を収受すると法律違反になります。(たとえ料金を収受しなくても、搬送費用は葬儀代金に含まれていると解釈されます)

以前、霊柩運送は「道路運送法」の規制を受ける免許制から許可制となり、事実上自由化されました。料金も従来の「認可制」から「事前届け出制」に変わり、許認可処理の透明化が図られ、さらに貨物自動車運送事業法の改正により運賃が「事後届出制」に自由化されました。

 

〇霊柩車の種類

霊柩車には形式から区分すると、宮型、洋型、バン型、バス型の4種類があります。

宮型は、後部が輿のような形になっているデザインの車で、主として火葬場に遺体を搬送するのに用いられます。

洋型は、欧米式の霊柩車の架装を施したもので、「普通の車と変わらず、一見して霊柩車とわからないことがいい」「宮型よりスマートで近代的」という感覚の変化もあって、最近増える傾向にあります。

バン型は、通常は病院等から自宅への遺体の搬送に用いられますが、火葬場や遠距離への搬送などにも利用できる多目的な車種です。

バス型は、棺が入れられて火葬場へ行く人も同乗できるタイプのものです。

 

〇霊柩車の運賃体系

霊柩車の運賃体系は、運賃、諸料金、実費からなります。

請求金額=「運賃」+「諸料金」+「実費」

➊運賃

運賃は距離に関係ない基本額と、距離に応じた加算額からなります。

運賃=「基本額」+「加算額」

①基本額

基本額は、普通車と特別車では金額が異なります。

バン型とバス型は普通車になります。宮型と洋型は特別車に分類されます。

②加算額

加算額は距離に応じ、10㎞単位で金額が定まっています。

 

距離は、霊柩車の車庫から目的地まで往路の距離で計算し、復路は計算しません。

「例] 車庫⇒(3㎞)⇒自宅⇒(6㎞)⇒火葬場⇒(8㎞)⇒車庫

復路の8㎞は計算しないので、距離は、

3㎞(車庫⇒自宅)+6㎞(自宅⇒火葬場)=9㎞となります。

※このほか、バス型使用に限り定員加算があります。

③特別割増

特別割増には深夜・早朝割増、冬季割増があります。

④割引

生活保護法の葬祭扶助料で葬儀するとき、葬儀執行時のみ普通車の基本額に限って

免除されます。(行旅病人及び死亡人の運送は、普通車の基本額が半額に割引、行政解

剖または司法解剖された遺体は、葬儀執行時以外に限り普通車の基本額が8割)

❷諸料金

諸料金には、特殊仕様車料金、遺骨宅送料、車両留置料の3種類があり、該当する場合

は運賃に加算されます。

①特殊仕様車料金

特別車のうち、材質、造形、装備などで特殊仕様の車は、「特殊仕様車」となり、これを使用するときは特殊仕様車料金がプラスされます。

②遺骨宅送料

火葬場まで行った霊柩車を火葬場で留置し、自宅への帰りにも利用する場合の料金で往路運賃の半額がプラスされます。

③車両留置料

霊柩車を指定時刻以降留置し、火葬場で待機させる場合の料金で、30分ごとに計算し、普通車と特別車では料金が異なります。

❸実費

依頼人が指示した場合の有料自動車道使用や、依頼人の要請に基づく特別な作業負担については別途実費が請求されます。

(フェリーボート使用の場合-車両留置料とボートの運賃、さらに2倍の金額請求)

❹計算方法

運賃(基本額+加算額+割増額)+諸料金+実費の合計金額に100円未満の端数が生じたときは端数を切り上げます。こうして出された合計額に消費税額(1円未満四捨五入)が加算されて最終的な請求額となります。

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返礼品

葬儀ではさまざまな返礼品が用いられますが、これを一般に「供養品」と呼んでいます。

「供養品」とは、葬儀において手伝ってくれた人や会葬者に振る舞う品物のことを言います。「他者に布施することによって仏に徳を積み、これを死者にふりむける」ことから「供養のための品」ということで「供養品」とよばれます。

通夜や葬儀のときに会葬者に食事や酒を振る舞ったり、お菓子を出したりするのは、死者の滅罪を願って行われる布施の1つで、死者の供養につながるという考えから生まれたものです。昔、葬列が出発するに際して籠に菓子や小銭を入れ、見送る人々に撒いたのもこのためです。現在「粗供養」と呼ばれる、葬儀・告別式の会葬者への返礼品は、本来は香典の有無に関係なく、葬儀に集まった人に菓子などを振る舞ったことから来ています。これが今では、死者の供養のためという仏教葬儀独特の意味から転じて、会葬してくれた人々への御礼の品という意味合いを強めています。

 

葬儀で使われる返礼品を種類分けすると次のようになります。

①通夜返礼品

通夜の弔問客が多くなり、通夜振る舞いの席に出ないで帰る人のために、その代用品としての性格が強いものです。酒、砂糖などの飲食品の詰め合わせが多く、お菓子などを渡す例も見られます。通夜振る舞いの席に出た人には通夜返礼品は渡さないとされていたところでも、最近では弔問客全てに渡すように変化しています。また、通夜に弔問する人が増えたことから、葬儀・告別式と同じ会葬返礼品を渡すことも多くなりました。

②会葬返礼品

「粗供養」と言われる、葬儀・告別式の会葬者への返礼品です。本来は香典の持参の有無に関係なく、会葬者全てに渡すのが一般的でしたが、最近では、香典と引き換えに渡すケースも増えました。このため、会葬返礼品を「香典返し」として渡す場合もあります。

食事を振る舞う代用品としての性格も強く、砂糖、お茶などの食料品の人気が高かったのですが、戦後、白いガーゼのハンカチが使われて流行したため、ハンカチなどの繊維製品が多くなりました。一時は葉書のセットも流行しました。最近では商品も多様化しており、電車の前払式(プリペイド)カード、ボールペンなどの文房具、電池など、実用化傾向を強めています。会葬者の数が変動するので、500円~1,000円の返品可能な商品が選ばれます。

③香典返し

香典返しには大きく分けて「即返し(その場返し、当日返し)」と「忌明返し」の2種類があります。「即返し」は、もともとは葬儀での食事などの振る舞いの代用品として発達したものです。しかし、最近では、忌明けの返礼は名簿の整理などで大変なのに対し、香典と引き換えてあれば渡し損ねもなく便利という理由から、増加の傾向にあります。

「即返し」の場合、一時は香典の金額を調べて、その金額に応じた商品を返すことも行われましたが、今では一律が多くなっています。単価は2,000円~3,000円が多く中には4,000円~5,000円という地域もあります。チョイス・ギフト(カタログを渡され、会葬者が希望の品を選んで申し込む方式)も出てきました。

一方「忌明け返し」は、四十九日の忌明を待って「おかげさまで無事四十九日もすぎました」と礼状を添えて返礼するものです。すぐ返すのでは失礼だということから慣習化していったものと思われます。香典の額と同額では相手の好意を無にするというので、半返し(二部返し、とも言う。半額の商品を返すこと)が一般的です。タオルなどの繊維製品が人気を集めているようです。

この他、葬儀の余剰金を社会福祉関係に寄付するとか、遺児の養育費に充当するとかし、香典返しを行わないこともあります。社会福祉関係に寄付するときは市町村役場の社会福祉課が窓口となってくれます。香典返しを行わないときには、その用途を忌明の挨拶状に記します。

④法事返礼品

四十九日、一周忌などの法事の参列者に帰りに引き出物をわたすものです。法要に参列していただいた方に対するお礼で、繊維製品、お茶などと共に折り詰め料理がつくこともあります。初七日法要の席でも渡されることがあります。法要に招待されて参列する人は「御仏前」「御香資」などと上書きしてお金を包むことが多くおこなわれています。

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告別の方法

葬儀・告別式その他で故人とお別れをする場合、仏教葬儀では焼香が一般的で、キリスト

教葬儀や無宗教葬では生花の献花が一般的です。また、神葬祭では玉串を用いて拝礼します。

仏教葬儀でも、宗派によって焼香の仕方が異なります。また、キリスト教葬儀であっても、

カトリック教会やルーテル教会では焼香も認められており、必ずしも献花と決まっていま

せん。

 

[天台宗]

回数については特に定めがない。

[真言宗]

通常3回、仏・法・僧に供養すること、身・口・意の三密修行に精進すること、戒香・定香・解脱香といって、自らが戒律を保ち、心の静寂を求めることができる功徳がある、と説明される。

[浄土宗]

特に定めがない。「真心をこめて一心に」で1回、「身を静めて1回、心を浄めるのに1回」で2回、「仏・法・僧への帰依」「過去・現在・未来の衆生に回向」で3回など。

[臨済宗]

回数にこだわらないが通常1回

[曹洞宗]

回数にこだわらないが通常2回

[日蓮宗]

通常3回。仏・法・僧の三宝供養とも、「空・仮・中の三諦」にならうとも言われる。

 

ここまでの宗派の場合には、香を額に戴いて(自分の口より上にして)焼香します。

 

[浄土真宗]

あくまで自分の心身を清めるためとも説明され、香を戴くことはしない。本願寺派(西)では1回、大谷派(東)では2回とされている。焼香を用いる場合には本数を気にせず、たてないで横にする。

 

焼香については、その宗派の作法に合わせるといる考え方と、会葬者自らの宗派の作法に合わせるという考え方があります。儀礼を執り行っている宗派に合わせるというのは、その宗派を尊重して行うことであり、自らの信ずる宗派に合わせるというのは会葬者の信教の自由を尊重するということになります。最も望ましいのは、「日蓮宗ではこうしますが、それぞれ信ずるところにしたがって行ってくださってけっこうです」とすることでしょう。クリスチャンの中には「どうしても自分は焼香したくない」と、焼香せずに頭を下げて黙祷する人もいますが、会葬者それぞれが判断することですから、信教の自由を損なうことのないよう注意しましょう。

キリスト教にも献香などがあり、焼香は必ずしも仏教だけのものではないとの考えから、カトリック教会やルーテル教会でも焼香が行われることがあります。その場合焼香の仕方、回数に特に定めはありません。

弔問者が大勢のときは、たとえ宗派で回数が定められている場合であっても、丁重に1回焼香するようにします。

 

最近、献花でのお別れが増える傾向にあります。仏教葬儀でもホテルなどを会場にする場合、会場側の要請で焼香を献花に替えることがあります。

キリスト教では告別式で献花によるお別れをしますが、これは日本独自のものです(墓地での献花は欧米でも行われます)。また、献花には特に決まった方式があるわけではありません。一般には献花台の横に立った奉仕者から花を一輪受け取り、茎を先にして花が手前になるように献花台に置きます。

無宗教の場合にも献花が多く、一般にはキリスト教の献花を模していますが、中にはオアシスを用意しておき、各自がそこに花を挿すなどさまざまな工夫も見られます。献花に用いる生花には、白菊や白のカーネーションなどが多いようですが、これも決まっているわけではありません。

 

神葬祭では玉串拝礼を行います。

玉串奉奠は、神職から玉串を受け取ったら、

1.玉串は胸の高さに、左手で葉を下から支え、右手で榊の根元を上から、やや左高に少し肘を張ってもちます。

2.神前の玉串案の前に進み、深く頭を下げます。

3.玉串の先を時計方向に90度回し、左手を下げて根元をもち、祈念をこめます。

4.右手で玉串の中ほどを下から支え、玉串をさらに時計方向に回しながら、根元を神前に向け、左手を離して右手の下に添えます。

5.やや前に進んでそのまま玉串案の上に奉奠します。

 

拝礼は、二礼して、音を立てないように二拍手し、一拝します。通常、神社や神棚に参拝するときは拍手するときに音を立てますが、葬儀の時は両手で打つ寸前で手を止め、音をたてない拍手をします。これを「しのび手」といいます。

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死亡記事・死亡広告

新聞を利用した死亡の告知には、死亡記事と死亡広告の2種類あります。

死亡記事は、新聞社の判断によって掲載するか否かを決定する記事であり無料です。死亡広告は、あくまで広告ですのでスペースに比例して有料となります。

死亡記事は、新聞社によって掲載基準が異なり、掲載範囲(地方版、本社版、全国版)も異なります。全国紙では、故人の業績や肩書によって全国版に掲載する場合と、東京本社版・大阪本社版など各本社単位で掲載する場合とがあります。地方紙は地元に密着していますから、地元にとっての評価により掲載の可否が決定されます。(一般の人を掲載しているところもあります)広告代理店には、死亡記事についてのフォーマットを用意しているところが多く、基準に該当しそうな場合には、そのフォーマットに記入してファックスすれば代理店が各新聞社に送信してくれます。但し、掲載されるかどうかはあくまで各新聞社の判断です。

死亡広告は、大きさと掲載範囲によって料金が異なります。もちろん1社に限定するか、複数の新聞に掲載するかでも料金は違ってきますし、新聞社によっても異なります。こちらは各新聞社でも特別扱いしており、掲載日の間際の申込であっても調整してくれることがありますが、紙面が確保できないことも考えられますので、早めの手配が必要です。

 

〇死亡記事

死亡記事の要点は一般的には次のような事項です。

❶故人に関する事項

①故人氏名(ふりがな、肩書※)、②死亡日時(時刻は省略可)③死因(省略可)

④死亡場所(省略可)、⑤死亡時年齢(満年齢)

❷葬儀・告別式に関する事項

①葬儀・告別式の日時、②式場場所(住所)

❸喪主等に関する事項

①喪主氏名、②喪主の故人との関係、③自宅住所

❹故人について特記すべき事項(通常の場合は省略)

※❶①の故人の肩書には、「帝京製糸専務山本五郎氏の母」というような知名人との関係が記されることがあります。

 

〇死亡広告

死亡広告は、通常は黒枠で囲むので俗に「黒枠広告」とも言われます。死亡した事実と葬儀・告別式の日時・場所を告知するのが主たる役割です。最近、無宗教の「お別れ会」の告知では黒枠を用いず、また、文章も自由な形が現れています。関係者名は通常は代表者のみ記しますが、沖縄などではできるだけ多数の関係者名を記すなど地方習慣によってもさまざまな形態があります。

 

次のような点に注意して、作成します。

1.葬儀式と告別式を分離して行う場合には、それぞれの時刻を表示します。

葬儀式の時刻だけを表示すると、一般会葬者にはその間待ってもらうことになるからです。

2.供花、供物、香典の扱いについて明記します。これらについて明記しない場合は「受け取る」ことを意味します。

3.死亡広告の場合には、かつて毛筆で書いた名残で、句読点を用いない場合もあります。

4.例では故人名の後に「儀」をつけていませんが、一般的には小さく儀とつけることが多いようです。「儀」は手紙などで「私儀」と使い、「私こと」を意味しますから、死亡広告で用いるときは「〇〇儀」は「〇〇こと」という意味になります。但し、これが葬儀・告別式の門標などで「故〇〇儀葬儀式場」などと使われるのは誤用です。身内に関することですから、もちろん「殿」「様」は用いませんが、故人を尊ぶ心理から何もつけないと落ち着かないということから「儀」が使われるようになったのでしょう。「儀」は死亡広告では用いてもかまいませんが、看板などでは用いないほうが正しいと思われます。

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事前相談

消費者は、地域でよく知っている業者がいる場合は別として、家族が亡くなってあわてて業者選びをします。特に大都市の場合には、親戚・知人が紹介してくれた業者、病院から紹介された業者、たまたま近所にある業者、電話帳などで調べた業者に依頼するケースが少なくありません。

業者はサービスを提供し、消費者はそれを選んで依頼する、という通常では当然の消費行動がとられることが少ないのが葬祭業者選びです。これが消費者からさまざま不満が寄せられる原因の一つになっており、葬祭業者側にも責任があります。

求められれば事前に消費者に情報を開示して、選んでもらうことが必要です。納得して自分で選んだものであれば消費者も安心ですし、両者の間での齟齬も少なくなるでしょう。また、選ばれるに足るだけの業者になるという努力も必要となりますから、より消費者志向に自身を変えていくこともでき、経営体質も自ずと強化されていくことでしょう。

消費者は今、葬儀に関心を寄せるようになっています。「事前に葬儀のことを考えるなんて縁起でもない」という考えもまだ一部にはあるものの、近年その意識がこれからの葬祭業者には必要です。消費者が葬儀について知りたい事項は次のようなことです。

①葬儀の手順など一般的な知識

②葬儀費用(料金)について

③準備しておくべきこと

④心構え

地域共同体が葬儀の運営主体であったときには、地域ごとに葬儀の仕方が決まっていて、また手伝いの形で葬儀に参加する機会も多くありました。しかし、運営までを葬儀会社が請け負うことが一般的になると、手伝いも受付など限られたものになり、葬儀の仕方についての知識も乏しくなる傾向にあります。そのため実際に当面する立場になったとき、不安も大きくなります。「準備すべきこと」や「葬儀費用について」も関心が高く、「わからない」から「知りたい」となってます。

 

〇相談の実際

1.まず、どなた(本人のか、家族のか)のことについての相談かを明確にします。

2.わからないこと、知りたいことを明確にします。(知りたいことは複数事項におよぶことも少なくありません。)

※これによって以下が異なりますが、相手か、自分が知りたいのか明確には自覚していないケースがあるので、基本的事項を確かめていきます。

3.どんな葬儀をしたいかの希望を聞きます。(宗派なども確認)

4.葬儀の手順、方法を示します。(できればパンフレットのかたちで用意しておきます。)

5.先方の予算を確認します。

6.説明しながら、相手の希望する葬儀の内容をはっきりさせます。

7.見積をします。

8.相手に確認し、希望によって調整します。

9.遺族のする仕事、業者のする仕事を明確にします。(サービス範囲を示します。)

10.さらに知りたい内容について相談にのります。

 

〇相談で注意するべきこと

・発注の確約をとってから相談にのるのはまちがい

よく「依頼するかどうかわからないのに情報を提供することは競争相手に情報を流す心配もあるのでしない」というケースがあります。選ぶのは消費者ですから、消費者が複数業者を比較するのは当然の行為です。「これでよろしかったらお引き受けします」という態度で臨むべきでしょう。

・相手の心配、聞きたいことに耳を傾けます。

「知りたい」「相談したい」のですから、よく相手の言うことに耳を傾けます。

・地域の習慣や一般的な葬儀の仕方のみを示すのはまちがい。

相手の希望をよく聞いて相談にのるのが正しい態度です。地域の習慣、一般的な葬儀についての情報の提示は必要ですが、押しつけにならないよう注意しましょう。

・見積は数字をはっきり出します。

「大体このぐらいです」ではなく、きちんと数字を出して説明します。変動費についても予測数字を出して計算します。

〇事前相談から事前予約のプロセス

1.お客の希望を聞く。

2.お客の希望を質問カードに沿って書いてもらう。

3.お客の希望に対して提案書を提出し説明する。

4.お客の同意を得る。

5.見積書を正式に発行する。

6.葬儀内容と金額を記して予約証を2通作り両者で保有する。

但し、お客様からの解約は自由としておきます。

 

消費者は、応対してくれる人の態度を見ています。誠実に対応してくれそうか、信頼できそうかなどです。また、丁寧に対応してくれるかによって、丁寧な仕事をしてくれるかもみています。また、わかりやすい説明をしてくれるか、つまり消費者の目線で仕事をしてくれるか、価格・品質などきちんと提示してくれるか、数字をごまかさないか、なども見ています。事前相談は今後ますます増加する傾向にあります。また、ここでの対応いかんによって評判も違ってきますので、きちんと対応する必要があります。挨拶をきちんとし、相手の目を見て話し、話の要点はメモをとります。また、ここで相談した内容はファイルしておいて、実際の受注の際には参考資料として、ここでの約束事項はきちんと守ることが大切です。

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法要

日本人は死者供養を大切にしてきた民族であると言えます。歴史的には、中陰の七仏事(初七日、二七日、三七日、四七日、五七日、六七日、七七日)はインドに起源をもちます。中国に仏教が伝わり、百カ日、一周忌、三回忌(満2年)の三仏事が加わり十仏事となりました。さらに日本で七回忌、十三回忌、三十三回忌が加わり、十三仏事となり、近世に十七回忌、二十五回忌が加わり、十五仏事となりました。七回忌の後が十三回忌なのは七回忌の7年目であるため、それに引き続く十七回忌は7の数字がつくからと言われます。五十回忌以降、50年ごとに行われる法要を遠忌と言い、宗派の祖師の場合などに限って営まれます。

このほか、祥月命日(故人の命日)と月忌(月の命日)があります。また、お盆や春秋のお彼岸があります。遺された者が、生ある限り、亡くなった人のことを覚え、その生を大切にして、感謝して生きる、亡くなった人との関係をずっと維持しようとするのが日本人の特性の一つと言えるかもしれません。

ちなみに弔い上げは三十三回忌または五十回忌をもって行います。死者は個性を失い、祖霊(先祖)になる、「ホトケがカミになる」と考えられ、仏壇から位牌を片づけ、それ以降祀るのは「○○家先祖の霊」の位牌になります。

 

〇十王信仰

死者は7日ごと、百カ日、一周忌、三回忌に十王の審判を受けが、遺族の追善供養の力により地獄に落ちることを免れるという十王信仰があります。

初七日には泰広王(不動明王)の審判を受け、行方定まらないものは三途の川を渡り、二七日に初江王(釈迦如来)の審判を受け、ここでも定まらないと順に、三七日に宋帝王(文殊菩薩)、四七日に五官王(普賢菩薩)、七七日に泰山王(薬師如来)の審判を受けます。この王の下で地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道のいずれか決定されるので、四十九日の追善供養は特にねんごろに行う必要があると説きます。

これでも行方が定まらないと百カ日に平等王(観世音菩薩)、ここでも定まらないと一周忌に都市王(勢至菩薩)の下に行くとされますが、これはひとえに遺族の追善供養のおかげで、一周忌の功徳により三回忌の五道転輪王(阿弥陀如来)に送られます。そして充分に追善供養をすれば成仏できるとしています。ちなみに七回忌は、阿閦如来、十三回忌は大日如来、三十三回忌が虚空蔵菩薩です。祥月、月忌が一般化したのは15世紀と言われます。

地獄に対する恐怖が追善供養を一般化することを促したことも事実ですが、時代が変わっても受け入れられているのは死者を覚えておきたいとする人々の想いと重なったからでしょう。

 

〇追善供養

追善供養、追善回向と言われるものは、仏教では直接故人に対してなすものではなく、遺族が仏に供養し、その善い行いや徳を故人に振り向けるという間接的な形をとります。

浄土真宗では故人のための追善を否定し、故人を偲び、これを縁として仏法を聞く場(聞法の場)として位置づけられます。

 

〇中 陰

古代インドでは人間は輪廻転生すると考えられていました。誕生の瞬間が生有、生きている間が本有、死の瞬間が死有、死んで次の生を得る間の期間を中有あるいは中陰と呼び、中有は49日間であるとされました。この間、7日ごとに法要を行い、七七日を満中陰と言います。この49日間は、死の穢れが強い時期ということで、遺族は祭などに出ることなく謹慎して家にこもります。これを「忌中」と言います。四十九日が過ぎるとしたがって「忌明」となり、日常生活に復帰しました。

この忌中も忌明も死穢観念から出ているものですが、一方では遺族にとっては精神的に打撃を受けている期間でもあります。そこで遺族が日常生活から離れて死者の弔いに専念し、次第に精神的傷を癒し、日常生活に復帰するプロセスでもあると考えることができます。

7日ごとに集まり法要することは、死者を弔うと同時に、周囲の人が遺族の悲しみを思いやることでもあったと思います。

忌明をもって本来は「精進落とし」となっていました。また、忌明で中陰壇を片づけますが、これを「壇ばらい」「壇引き」ともいいます。それまで使用していた白木の位牌は檀那寺へ返し、漆の塗位牌を作り仏壇に納めます。また神棚の白紙などを取り除き、神社へお参りすることを「晴詣り」と称して推奨されることがあります。

「忌中」に対し、「喪中」は1年間(13か月)を指します。中国の儒礼(儒教の儀礼)では三回忌を大祥忌といい、それをもって日常生活へ復帰していたように、死後1~2年の間は遺された者の死者への想いが息づいている期間でもあります。遺族の心理的なプロセスを考えると葬儀あるいは喪中は、一周忌または三回忌あたりまで続いていると理解してよいでしょう。

 

〇中陰の繰り方、法要の日の選定

中陰法要の日の数え方は、死んだ当日を入れて7日ずつ繰ります。したがって初七日は死後7日目にあたります。関東ではこの7日目ごとの当日に、関西ではその前日である「逮夜」に法要を営むことが多いようです。法事を営む日を変更する場合には、早い日を選ぶ傾向にあります。また、家族の年回忌が近いときには一緒に行うことがありますが、三回忌までは一緒に行わず、行うときには早いものに合わせて行いがちです。例えば、祖父の十三回忌が7月10日で、父親の七回忌が7月25日である場合、7月10日あるいはそれ以前の近い日を選ぶ傾向にあります。

〇法事の営み方

身内だけで営むときは電話連絡でもよいでしょうが、四十九日、一周忌、三回忌など、関係者に広く集まっていただくときには、案内状を出し、出欠の確認をします。場所は寺院、斎場、自宅、最近ではレストラン、ホテルとさまざまです。

自宅で行う場合、仏壇のお飾り(荘厳)をします。打敷を敷いて、五具足で行うのが正式とされています。香炉を中央にし、その左右に燭台、外側の左右に花立てを置きます。供物は仏飯、餅、菓子、果物などです。供える花は三回忌までは赤など華美な花は避け、ロウソクも白を原則とします。故人の位牌、過去帳を仏壇の最下段に安置します。参列者からの供物は、仏壇の両脇などに白布で覆った小机を用意し、そこに置きます。また焼香台を用意します。

先に関係者が着席し、僧侶を迎え、読経、焼香、法話が行われます。自宅で行うときに、家族が会食の準備をしていて席につかないことがありますが、本来はそろって勤めるものとされています。

法要が終わると、会食となりますが、これを「お斎(とき)」といいます。施主が挨拶し、食事となります。このとき僧侶を上席とし、家族は末席となります。お斎の食事は、肉食を避けて菜食の精進料理でしたが、現在ではあまりこだわらないとされています。参列者には帰りに引き物(お土産)を渡す習慣があります。

 

遺族は略礼服を着るのが一般的ですが、きちんとした服装であれば平服でもよいとされています。喪服は、遺族であっても一周忌あるいは三回忌までです。遺族以外の参加者は平服でかまいません。

参列者は供物や金銭のお供えをするのが一般的ですが、これには「御仏前」または「御香資(御香料)」などと記します。

僧侶が会食の席につかないときは、折り詰めにしてもちかえり願うか、代わりに「お膳料」を包みます。僧侶に法要を勤めていただいたのに対しては「お経料」と書かれる例も見られますが「お布施」が正しいとされます。

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請求・集金

葬儀が終了したら、費用を計算し請求書を発行します。請求書には見積書の控を添付し、見積との違いを明確にします。会葬返礼品など数の増減があるものについては、その数を明確にします。また、中途での変更、追加があったものについては、理由とその承諾者の名前を記して説明を行います。たとえ葬祭業者がこのほうがよいと思って変更・追加したことでも、事前に遺族の了解を得ていない場合には支払いを拒絶されることがありますので、必ずその都度遺族側の責任者の了承を得ておく必要があります。

さらに、一方的に請求書を提出しただけで終わりにせず、請求書を提示したら、説明と了解を得る手続きをきちんとふむようにします。消費者契約法施行以降、説明と同意がいっそう必要になりました。

 

〇問題や不手際がなかったか意見を聞く

今後の参考に、遺族が問題だと感じたこと、不手際だと思ったことがないか率直に意見を聞きます。その場で率直な意見を聞くことができない場合もあるので、例えばアンケート用紙(封筒、郵便切手付き)を渡して郵送してもらうのも一つの方法です。

 

〇トラブル処理

業者としては万全に施行したつもりでも遺族にとってはそうでないことがあり、クレームがつけられることがあります。これに対しては、心を開いて対処する必要があります。

1.まず相手の言い分に耳を傾けます。中途で遮ったりしないで、最後まで話を聞きます。

2.その場で葬祭業者の側の不手際が明らかな場合は率直に謝ります。明らかな不手際に対して無用な言い訳をすると信頼されなくなります。

3.問題が葬祭業者直接のものでなく、依頼した生花業者、供養品業者その他の問題であっても、自らを経由したものであれば、率直に自らの問題として謝り、もちかえって改めて処理します。

4.問題の所在がわからない場合には、相手の言い分をその場ですぐ否定するのではなく、もちかえって調べてくることを約束します。

5.遺族側に原因がある場合、即答するか調査のうえ後日伺うとするか、その場の状況で判断します。

クレームに対しては丁寧かつ冷静に、しかもスピーディに対処し、自らに問題があるときは率直に謝り、調査すべきは速やかに調査のうえ対処します。また、クレームは全て上司に報告します。必要に応じて上司が改めてお詫びにうかがうこともあるからです。自ら即答できないものについては会社に戻って相談し、請求書を改めて提出し直します。

 

〇集金方法

かつては当日の現金払いがほとんどでしたが、最近では多額の現金を持ち歩くことの問題もあり、銀行振り込みが多くなっています。また、クレジットカードの使用や、金融機関を利用した後払い割賦などもあります。支払いについては期日を指定し、支払い方法を確認します。

 

〇領収書

入金を得たときには必ず領収書を発行します。葬儀費用は相続税から控除されますので忘れないようにします。立替料金についてもその領収書(遺族宛)を添付するか、代理で領収書の発行をします。

 

〇心づけ

遺族からお礼の気持ちの現れとして心づけを渡されることがあります。しかし、仕事として行い、その料金はいただいているのですから、「お気持ちはありがたく存じますが」と丁寧に礼を言って固く辞退します。

マイクロバス、ハイヤー、霊柩車、火葬場職員などに対して渡されることがあり、半ば慣例化しているケースもありますが、あくまで遺族の気持ちによるものであり、渡す場合でも遺族が自らの意思で直接行うことです。葬祭業者による代理請求や仲介は行うべきではありません。また公営の火葬場職員の場合は処罰されることがあります。

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火葬

火葬場に到着したら、クラクションを鳴らし到着を知らせます。マイクロバスその他の乗員を案内して車から降ろした後、火葬場内で柩を載せる台車の到着を確認し、一礼して霊柩車のドアを開け、柩を丁重に台車に載せ、所定の場所に案内します。

炉前あるいは告別ホールで僧侶による読経に続いて焼香が行われます。この場合、一般に小机に位牌と遺影を載せ、火葬場が用意する香炉、燭台を使用します。(火葬場によっては読経などが行われないところがあります)

遺族は遺体が焼却されるということで精神的に極めてナーバスになっていますから、配慮が必要です。

火葬時間は早いところで40分程度から2時間程度までと火葬場によって幅があります。

控室にて待機している人に対して、火葬時間の短いところではお茶、長いところでは弁当を供することがあります。

 

遺体を火葬(「荼毘」といいます)した後の拾骨を骨上げ、収骨とも言います。遺族による拾骨は日本独特の儀礼と言われ、欧米では骨の原型がのこらない骨灰になるのに対し、日本では形がきれいに残るように焼くことが大切とされています。

拾骨は、昔は1人が箸でもった遺骨を順に次の人に渡していく形だったようですが、現在では2人で一組になって遺骨をひろいます。地域によっては組み合わせの違う(竹と木)2本の箸を使って1人でひろう、また、男性が左、女性が右に箸をもち、組になって拾骨するところもあります。

「箸渡し」は「箸」と「橋」の音が共通なところから、故人をこの世からあの世へ、三途の川の渡しをしてあげるという思いからきていると言われています。

拾骨は関東など全部の遺骨を拾骨するところと、関西など「喉仏」(白骨とも言う。実際は第二頸椎)や歯骨など一部拾骨するところなど地方差があります。全部拾骨の場合には、足、腕から順に頭部まで拾い、最後に喉仏(白骨)を拾います。分骨するか否かは事前に申し受けておいて、必要な場合には分骨容器を用意しておきます。分骨証明となる火葬証明書も発行を受けておきます。

 

骨壺は各種ありますが、最近では生前に自分の希望する骨壺を用意する考えも出てきています。全部拾骨か部分拾骨か、または分骨する場合で容器の大きさが異なります。拾骨後、骨壷は桐箱に入れて白布に包み、分骨容器は錦袋に入れて遺族に引き渡すのが一般的です。

遺骨の墓地への納骨(埋骨)には火葬・埋葬許可証が必要なため、火葬済の証印のついた許可証をわすれないように骨箱に入れて渡す配慮が一般的に行われています。なお、火葬場に行くときに火葬・埋葬許可証の持参を遺族が忘れることがあります。出棺前に必ず確認するようにします。

 

火葬場からの帰路は往路と道を変えるという習俗があります。死霊が追いかけてきても迷って道がわからないように、との名残と言われています。最近は気にする人が少なくなり、行われないことが多いのですが、同乗者に特別気にする人がいる場合には配慮します。

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出棺

出棺する際、マンションなどで階段を使うときには、危険ですので葬祭業者が安全に注意して階下まで運ぶようにします。一般には霊柩車に搬入するまでの柩の運搬は、故人と関係の深かった若い男性の手で行います。最近では台車を用意して、遺族の女性、子どもでも運べるよう配慮しているケースも見られます。

 

自宅からの出棺の場合、古くからの習俗として、玄関からではなく窓や縁側などから出したり、仮門を設けてそこから棺を出すことがあります。死霊が再び家に戻ることのないようにとの気持ちの現れであるとか、死は非日常的の事柄であり日常とは逆のことをするので、通常の出入口である玄関は用いないなどと説明されています。

また、出棺にあたって故人が生前使っていた茶碗を割ることがあります。これも死霊が再び戻らないようにするため、またはこの世とは逆のあの世で使用できるようにするなどと説明されています。

 

出棺に先立ち、集まってきた人に供養品を配ったり、撒いたりする習慣もあります。このほかさまざまな習慣として、子どもが親より先に死んだ場合には「逆縁」だからと親は火葬場に行かない、配偶者が亡くなった場合に再婚の意思ある女性は火葬場に行かないなど、各地での言い伝えがあります。但しこれらの言い伝えは必ずしも正しいものばかりとは限りません。特に子どもを亡くした親が火葬場にいかないというのは、悲嘆にくれる親を苦しませないための配慮でしょうが、むしろその心の傷を大きくすることもあり、精神医学的にまちがった考えとされています。

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見積

基本方針を基に、必要に応じて提案書を作成します。相手の意向を充分に組み込み、同時に相手の予算を満足させるように作成します。提案書は、一般的な個人葬の場合には、遺族の目の前で一つ一つ提案しながら作成していくことが多いですが、口頭で説明して理解できないものについては、写真を示したりするなど、理解を得ながら進める必要があります。その場で満足した提案ができないときには、当面の措置をしておいて、時間をもらい、改めて作成・提出するのが望ましいことです。

 

費用の見積の際には、寺院費用なども含めた遺族側の総予算を念頭に入れ、そのうえで無理のない金額にまとめなければなりません。

また、施行費用の他に遺族が頭に入れておくべき費用(寺院費用、飲食接待費用など)について充分な情報提供をしておく必要があります。

 

見積には、基本セット料金方式と積み上げ方式とがあります。

1.パンフレットまたは写真など内容が理解できるものを用いて説明して理解を得ます。

2.セット方式では、セットに含まれるものとそうでないものとを明確に区分します。

3.セット内の一部を取り替える場合、削除する場合の措置を説明します。(棺だけを取り替える場合、差額請求方式か、セットをもちいられないかなど)

4.セットに追加すべきものがあるときの措置を説明します。(追加用の単価×数=追加料金、など)

5.セットにない物品やサービスを選択するときの条件を示します。

6.施行料金には含まれない立替料金について説明します。(霊柩車、火葬、マイクロバス、式場使用料、など)

7.合計費用を計算し、提示します。(セット料金方式の場合でも、追加その他の費用を併せて計算し、必ず合計費用の見積書を提示)

8.見込み予算との関係を調整します。

9.寺院関係費用など、その他の費用との関係を調整します。

 

見積書を作成し、遺族側の了解が得られたら、請書を発行します。

請書は見積書と複写方式にしておき、業者の記名と押印、遺族側の記名(押印)をしておきます。これを交換することにより、業務委託契約の証とします。

このとき、後の精算の際にトラブルが起きないよう、物品やサービスの追加・変更の要請があったときの措置を決定しておきます。

また、遺族側との日常的なつき合いから信頼関係ができていて、遺族から「任せる」と言われた場合でも、万が一トラブルがあった場合に困ることになりますので、業者の責任として見積書の作成、請書の作成は必ず行います。

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